SSブログ

これでまた、日本全体の国際的な信頼が失われたわけですね… [リーザ日記]

riza_new.jpg
皆様、どうも今晩は。
今宵は私、リーザ=F=グレイスの日記とさせていただきます。

今回は、あまり愉快な類の話題ではありません故、
その辺りご了承いただける方のみ、「続きを読む」以降をご覧下さいませ。


さて、今回の話題はこちら
フランスに輸出された静岡茶から、日本の暫定基準値の二倍以上の
セシウムが検出された、というニュースです。
…正直なところ、いつかはこのようなことが起こるとは思っておりました。
日本国内では、国を上げての「がんばろう日本」というスローガンの元、
復興に対して少しでも疑念を口にすれば非国民である、
といった風潮すらあります。
以前、福島の牛乳の話題を取り上げたことがありましたが、
福島ですらこのような産地偽装・安全基準の捏造(と言っても過言ではありません)が
行われているのですから、静岡では言わずものがな。
過敏になっている海外向けですらこうなのですから、国内向けは更に、
恐らくは殆どノーチェックと代わらない杜撰な検査で出荷しているのでしょう。

と、ここまでは起こってしまったこと。
出荷されてしまった事実を真摯に受け止め、チェック体制を強化する等
対応の仕方次第では或いは、そこまで波紋は大きく広がるような話ではなかったかもしれません。
しかし。
まさか、県知事ともあろうものが、このような発言をしてしまったのでは
最早取り返しがつきません。
1杯あたりのセシウム量が薄まるから大丈夫、というのはあくまでも売り手の理屈であり、
買い手がどう感じるか、わからないはずはないでしょう。
過去、BSEで米国の牛肉の輸入を停止した際に、
全頭検査を求めたのはほかならぬ日本です。
「ミンチにして他の材料と混ぜてハンバーグにすれば感染率は落ちます」
等と言い訳されて安心してその牛肉を食べることができるでしょうか。
また、いかに苦し紛れだったとはいえ、
「県内では他県産や海外産の茶葉を加工して出荷する場合もある」等と
発言していますが、これはそもそもの静岡茶のブランドを大きく損なうものです。
実態はどうあれ、「静岡茶」と銘打たれていれば、静岡産100%と思うのが当たり前です。
しかも他県ならいざ知らず、海外産のも混ぜるなどとは言語道断です。
国産茶は安全、と信じていたら、日本では禁止された農薬まみれの中国茶だった、
というのでは、以後消費者は何を信じれば良いのでしょうか。
目先の利益に目がくらみ、現実を見誤った非常に愚かしい対応、と言えるでしょう。
(逆に言えば、公然の秘密が正式に明らかになった、という意味では
消費者にとっては有意義だった、と言う見方も出来ますが…)
この発言が国際ニュースで世界に報道された時、
改めて日本の輸出はまた一歩震災以前の状態から後退することは確実です。
日本の信頼は地に落ち、亡国に向かって確実に衰退していくのです。
それだけの失言をしたことを、川勝知事は理解しているのでしょうか?
日本製品のボイコットに、氏は責任をとることはできるつもりなのでしょうか?

さて、今宵はこのあたりにしておきたいと存じます。
長文に最後までお付き合いいただき、有難うございました。
それでは皆様、おやすみなさいませ。


2011-06-19 03:00  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]