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良くも悪くも、制度の改革のきっかけになったという意味では意義のある事件ではありました [リーザ日記]

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皆様、どうも今晩は。
今宵は私、リーザ=F=グレイスの日記とさせていただきます。
今回もいつもと同様に、あまり愉快な類の話題ではございません故、
ご了承いただける方のみ、「続きを読む」以降をご覧くださいませ。


さて、今回の話題は、最近よく取り上げられている、
某タレントの母親の生活保護受給問題に関連し、この件に直接的にではなく、
間接的にかかわりそうな部分について、私の思うところを記してみたいと存じます。

先ず、よく言われていますが、今回の件は正確には「不正受給」ではありません。
近親者の扶養能力の有無について、突っ込んだ確認ができない、という
現行のルールの不備を突いただけにすぎません。
では問題はないのか、というとそれも違います。
寧ろ、制度の不備を悪意を持って利用している、という点では、
余計に性質が悪いとも言えましょう。おそらく…というか、ほぼ間違いなく、
同じようなことをして生活保護を受け取っている輩は少なからずいるでしょう。
ですので、今回問題となったことをきっかけに、このような不備をなくし、
可能なものについては全額返納させることも(例え余計にコストがかかったとしても)
実施する必要があるでしょう。
しかし、間口を広げたまま、本来生活保護を受けるべき人にのみいきわたるように審査を厳しくする、
というのは現行の制度のままでは難しいことかと思います。
こういう事案にこそ、国民基本番号のような制度が必須となりましょう。
プライバシー関連の問題もありましょうが、この問題以外にも広範にわたって役に立つ制度ですので、
是非とも、早期の成立、および施行を目指していただきたいと存じます。

そして、以前より言われていたことですが、生活保護が最低賃金と比べて優遇されていること。
「最低限の健康的な生活を送る」ための生活保護より最低賃金が低いのは、これは明らかにおかしいです。
しかも、最低賃金で働く労働者たちは、ここから光熱費や税金、医療費を支払っています。
生活保護ではそれらは支払わずに済むわけですから、たとえ蓄財や固定資産を持つことが
許されないとはいえ、働かずにそれだけの保証を受けられてしまうのでは、
真面目に働くのがばかばかしい、となってしまうのも当然でしょう。
民主党の考えは、最低賃金を生活保護に合わせて引き上げる、ということのようですが、これは違います。
そんなことをすれば、それに合わせて物価も上がるだけです。
高額医療費はともかくとして、その他の光熱費や水道代は負担させるべきですし、
支給額も(税の控除額を考慮したうえで)最低賃金側に合わせるべきです。
※諸外国のようにフードチケットを配布して利用用途を制限させる、という案もありますが、
 換金されてしまったり、制度維持のためのコストがかかる、という欠点もはらんでいます。
 導入したからと言って、新たな問題を抱えるだけで、決して解決にはならないと思います。
納税の義務を果たしていないのに選挙権があるだけでも優遇されている、と
謙虚な気持ちになるべきです。
真面目に働いている人が損をする制度、というのはやはり健全な仕組みではありません。
そして、生活保護から一刻も早く抜け出そう、という気持ちにさせなければなりません。

よく、人権派(苦笑)の弁護士などが生活保護利用者の人権などと騒いでいますが、


すくなくとも、今の仕組みを今後も継続することは、財政的な制度の破綻を引き起こしかねません。
そうなれば困るのは利用者の方なのですから、少しでも早く、制度の改革をすることで
制度の維持に協力していくことが肝要です。
権利ばかり主張して義務を果たさないのでは、子供の駄々となんら変わりません。

さて、夜も更けてまいりました故、今宵はここまでにしておきたいと存じます。
今回も長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは皆様、おやすみなさいませ。


2012-06-04 02:00  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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