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この無罪判決が、亡国へのさらなる一歩へとならないことを切に祈ります [リーザ日記]

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皆様、どうも今晩は。
今宵は私、リーザ=F=グレイスの日記とさせていただきます。
今回はあまり不愉快な論調にならないと思います故、
よろしければこのまま最後までお付き合いくださいませ。

先日、地裁で小沢氏の無罪判決が出ました。
私も、小沢氏やこの事件に関していろいろと思うことはあるのですが、
それについてはもっと詳しい方々が検証していらっしゃることでしょうし、
ここでは、氏の掲げる「民主党の原点への回帰」を中心に
少し書いてみたいと存じます。

氏は、野田総理の唱える消費税増税について、マニフェストにない、として反対をしています。
正直なところ、民主党のマニフェストが現実的でないことは明確ですが、
しかし、それをさておいたとしても、氏の考えには無理があると存じます。
なぜなら、衆議院選挙の際の民主党のマニフェスト作成時には、
まだ昨年の震災および原発事故は起こっていなかったためです。
先に述べたとおり、もしそれがなかったとしてもバラマキ財政であることには間違いなく、
実際鳴り物入りで実施した事業仕訳でも想定以下の財源しか捻出できませんでした。
※そもそもそう簡単に捻出できるのであれば、自民党時代でも行っていたはずです。
そのうえで、今回の震災復興費用を上乗せしたとすると、
少なくとも震災復興費養分の財源を何らかの形で確保しなければなりません。
万が一、増税抜きで単年度分は捻出できたとして、恒常的に捻出するのは

無理があるのは火を見るより明らかでしょう。

消費税は復興費用には直接はまわりませんが、今後どんどん肥大化していく
福祉関連分にあてがうことで、結果的に復興費用を捻出することにつながります。
その性質上、時限的に適用するのは難しいというデメリットもありますが、
若い世代だけではなく、高齢者からも公平に徴収できるのが
消費税の大きなメリットです。
あとはこれに、生活必需品の税率を維持し、ぜいたく品(タバコ、酒など)の税率のみ
上げるなどすれば、低所得者への負担を軽減することができるかと存じます。
氏は、増税より先にやることがある、とおっしゃっていますが、
では何をやるべきかを具体的に示されたことはあるでしょうか。
「徹底的に無駄を省く」などの抽象的な発言では、もはやだれも納得いたしません。
何せ、すでに二年前の鳩山内閣時代に民主党自身が無理なことを
自ら証明してしまったのですから。

たとえ、野田首相との明確な相違を示すために言っている、ということであっても
結局増税に倒れざるを得なくなってしまえば、もはやほとんど失われた民主党の信頼は
地に落ちるどころか、地下にまでうずもれてしまうでしょう。
私は前回の選挙時から民主党を一切信用していませんでしたし、
信頼を失うこと自体は願ったり叶ったりではあるのですが、
(これも当時から言っていますが)それでまた日本の政治や経済が停滞するのであれば
民主党に頑張っていただくしかないのです。
出来もしないことをいつまでも引きずるのではなく、
現実的な策で、堅実に日本を立て直すこと、
これが政権与党として民主党に求められていることです。
そして、管内閣以降小沢派が冷遇されているのは、いつまでも理想論をかざして
政局を混乱させているからです。
小沢氏が本当に日本を立て直すつもりがあるのならば、
少なくとも氏が率先して野田首相と妥協点を探るなり協力することが必要なのです。
それができないのであれば、民主党も大きな痛みを伴いますが
解散総選挙をして小沢派の議員を落選させ、実質的な発言力を落とすしかありません。
野田首相にはこういうところでこそ、男を見せいていただきたい、と存じます。
※それができれば、少なくとも野田内閣の間は政府を支持してもいい、とすら思います。

因みに、私は小沢氏は個人的な感情を抜きにしても、総理大臣にはなるべきではないと存じます。
なぜなら、氏は心臓病を患い、しばしば体調不良で入院するからです。
実際は追及をかわすための仮病なのかもしれませんが、少なくとも一議員とは比べ物にならないくらい
さまざまな重圧を受ける総理大臣が、体調不良で職務を中断するのは望ましくありません。
同情の余地は全くありません。氏の普段の言動がどんなに信頼を失っているかという好例でしょう。

さて、夜も更けてまいりました故、今宵はこのあたりにしておきたいと存じます。
今回も長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは皆様、お休みなさいませ。



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