SSブログ

自転車の車道走行自体に反対しているわけではありませんが [リーザ日記]

riza_new.jpg
皆様、どうも今晩は。
今宵は私、リーザ=F=グレイスの日記とさせていただきます。
今回は、痛ましい事件ではあるものの、不愉快になるような論調ではない、
と思います故、よろしければこのまま最後までお付き合いくださいませ。

本日取り上げるのは、こちらのニュースになります。
路面が凍結した車道を走っていた自転車が転倒、自動車と接触事故を起こし、
自転車を運転していた高校生が死亡した、という内容ですが、
課題点はいくつも挙げられると思います。
先ず、被害者である高校生の過失。
関東圏にお住いの方は、なかなか積もるほど雪が降らないためか
積雪した状態でも自転車に乗っているのをよく見かけますが、
これは非常に危険な行為です。
過去、東北の方で生活されたことのあるエディス義姉様に伺いましたが、
あちらは都内のように市内を走る電車が多くないため
中学・高校でも自転車やバス通学することが多いとのことなのですが、
冬季(12月から3月まで)は自転車通学が禁止になっていたそうです。
日本海側と比べて降雪量は少ない太平洋側にお住まいだったとのことですが、
それでもこのように安全を優先しているわけで、
本来なら、「況や東京をや」となるべき状況であるにもかかわらず、
行政・教育側の危険意識も希薄なためか、
こういった重要な告知がされていないのが現状です。
「冬季は全面禁止」とまではする必要はないでしょうが、
日ごろからそういった意識を高める努力も必要ですし、
現在はインターネットを使って学校のポータルサイトから
休校情報を発信することも決して敷居は高くないわけですから、
(PCはなくとも、携帯用であればかなりの範囲をカバーできるかと存じます)
降雪情報や路面状況から判断し、前日や早朝にメール配信、といったことも
できるのではないでしょうか。
また、今回の件に限らず、無灯火や片手離し(傘や携帯使用)、
イヤホンで両耳をふさいだ状態での運転、並走といった危険運転や、
自転車の路上運転に関する周知(信号は自動車用のものを守るのか、
右折時は二段階右折なのか)といったものも不足しています。
行政側は、もっと積極的に、自転車の安全運転に関する情報を周知するのは、
喫緊の課題かと思われます。
更なる被害者を出さないためにも、毎日TVCMで流すくらいの意気込みで
対応していただきたいと存じます。

次は、そもそもの自転車の車道走行の課題です。
私も常識の範囲内で順守していますが、
それでも車道右側を逆走してくる自転車も少なくありません。
また、今回のような降雪後は、車道や歩道は除雪されますが
自転車の通る路側帯は除雪どころか車道の雪が寄せられていたり、
一時停車や違法駐車が多く、その度に後方確認後の追い抜きや
自転車を降りて歩道を走行する、といったことを余儀なくされます。
そもそも、自転車の車道走行は、自転車専用レーンと並行して実施されるべきもので、
それをしないままの見切り発車の結果、こうした実態にそぐわない状況が
顕在化しています。
確かに自転車が歩道を走ることの危険性も待ったなしの状態ではありますが
少なくとも、自転車は軽車両なのですから、車道を走る際には
運転免許を携帯させるか、それができないのであれば歩道もしくは自転車専用レーン、
という風にしなければ、今回のような痛ましい事故が
今後も多発することは火を見るより明らかです。
このまま車道走行を強要し続けるのであれば、自転車に原付免許相当の国家試験を
義務化する、もしくは歩道走行を認めつつ、事故時の運転責任および運転過失を
(たとえ未成年であっても)厳しく取り締まるべきでしょう。

どちらの課題にしても、行政側の対応の不足に起因するもので、
事前にこのような危険性を排除できるだけの十分な検討を行わずに
見切り発車したという謗りは免れないでしょう。
今からでも遅くはありません、今一度自転車の安全にも考慮した
対応策を並行し、火急的速やかに歩行者・自転車・自動車のすべての
安全を守れる案を検討していただきたい、と存じます。

さて、本日は遅い時間となってしまいました故、ここまでとさせていただきます。
長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは皆様、おやすみなさいませ。



このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]